Tuesday, December 12, 2006

今年の漢字

12月12日は、「いー字一字」で漢字の日と言うことらしい...そんな慣習が一回りしたのでまとめてメモ。

1995年: 震 兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)。乙亥(きのと・いのしし)
1996年: 食 O157による集団食中毒。丙子(ひのえ・ねずみ)
1997年: 倒 大型企業倒産・銀行破綻が相次ぐ。丁丑(ひのと・うし)
1998年: 毒 和歌山毒物カレー事件。戊寅(つちのえ・とら)
1999年: 末 東海村JCO臨界事故。己卯(つちのと・うさぎ)
2000年: 金 シドニー五輪で柔道の田村亮子が金、フルマラソンの高橋尚子が金。庚辰(かのえ・たつ)
2001年: 戦 アメリカ同時多発テロ事件。 辛巳(かのと・へび)
2002年: 帰 北朝鮮に拉致された日本人5人が帰国。壬午(みずのえ・うま)
2003年: 虎 阪神タイガースが18年ぶりに優勝。癸羊(みずのと・ひつじ)
2004年: 災 新潟県中越地震。甲申(きのえ・さる)
2005年: 愛 愛・地球博の開催。乙酉(きのと・とり)
2006年: 命 秋篠宮ご夫妻に悠仁(ひさひと)さまが誕生。丙戌(ひのえ・いぬ)

この12年で歴史はどう動いて、これからどこへ行くのか? Quo vadis?

Thursday, November 23, 2006

au + Gmail

 番号ポータビリティ制度を使って、ドコモからauに乗り換えました。理由は、Gmailが使えること、私が住む田舎ではauのほうが電波が良いこと、W44Kの デザインが気に入ったこと、です。全く、予備知識もないまま、auショップに突撃して、「MNP予約番号」が必要だということを知らない無知を晒し、その 場でドコモに問い合わせ中に旧携帯の電池切れ、解約を渋って死んだふりをしたのかもしれません...auのおねーちゃんに思いっきり笑われてしまいまし た。でも、強引に移動して正解でした。今日、職場のモデムの故障で、終日ネット崩壊状態でしたから。オプションの重要性を実感しました。
 これから期待したいのは、携帯のRSSリーダ"WiWi"がau端末に対応してくれることです。Podcastに対応し、無料ということなので、使い勝手によっては、RSSやPodcastを読んだり聞いたりする端末は、携帯に移行するかもしれません。

Wednesday, November 8, 2006

複数の未来

ABCと言ってもアメリカの3大ネットワークの1つではなく、オーストラリアのラテ兼放送局のラジオ番組で、"The Health Report"というのがある。そのホームページに「医療者に聞いておく3つのこと」というコーナーがあり、3つの"O"が挙げられている。

質問1: 私の治療オプションは何ですか? (Options)
質問2: それらのオプションのありえる結果は何ですか? (Outcomes)
質問3: 起こるそれぞれの結果はどれくらいありそうですか?(Odds)

  非常に当たり前のことのようだが、きちんと上記の思考過程を言語化するというと難しい。おそらく経験のある医者ほど上記を経験に基づいてヒューリスティッ クに意思決定を行っているだろう。逆に新米医師のほうが、教科書のアルゴリズムに忠実に判断している可能性が高い。未来学で用いられる「シナリオ思考」 を導入し、簡易化することで、診断学と「しろうと医学 "folk medicine"」の間を埋める共通言語になりうるのかもしれない。その際に、理解して頂かなければならないのが、決して未来は唯物弁証法的に決定され ていくものではなく、今現在以降には「複数の未来がある」という不確実性の概念、平たく言うと「一寸先は闇」ということである。そしてその未来を照らすの が、これまたバイアスに満ちた経験をもとにした理由づけ、ベイズ推論の世界である。世界の長者番付第二位のウォレン・バフェットさん曰く、「リスクは、していることが分からないことに由来する。」"Risk comes from not knowing what you're doing."とおっしゃっている。行為のオプション、アウトカム、オッズを考えることは、リスクを低減することなのだ。

Sunday, November 5, 2006

Firefox 2 にインストールする3個の拡張機能

えむもじらさんで「Firefox 2 にインストールする3個の拡張機能」というエントリがあったので、トラックバックしてみます。

  1. Autohide 1.1.3 Firefoxを使ってプレゼンをするときなどに全画面表示が出来る。スライドの作成は、Thumbstacks.com!でオンラインで作成出来る。
  2. RSiteSearch 1.0.1 オープンソースソフトの統計環境Rのヘルプをサイドバーに展開してくれる。General Rweb-jp interfaceなどと併用すると、非常に便利。
  3. East Asian Translator 1.1.2 エキサイト翻訳を使用して、英中韓⇔日の翻訳をしてくれる。

仕事上も、これらとGoogleの諸サービスがあれば、MS製品がなくとも間に合います。たいした仕事してないってばれそうですが...

Saturday, November 4, 2006

マサチューセッツ総合病院への社会的入院

知らないうちに、アメリカのiTunes Music StoreにiTunes Latinoのコーナーが出来てました!スペインのアカウントが作れないかなと考えていたのですが、スペイン用のiTMSカードの入手法が分からず断念し ていた。アメリカのiTMSアカウントであれば、アメリカ用のiTMSカードは日本の楽器店からネットで買える。問題は住所。そこで仮想的な移住が必要になってくる。そこで、マサチューセッツ総合病院への社会的入院と相成りました。そのMGHのカンファレ ンスが取り上げられるNew England Journal of Medicine(NEJM)という医学誌のネット版で面白い企画が始まりましたね。「NEJMの一番人気」 コーナーです。閲覧、引用、プレス公表、検索語、ブログで取り上げられた記事のベストテンを公表しています。おそらく、引用は医療者の、プレス公表はマス コミの、ブログは一般の方の関心の傾向を示すと思われ、定期的に見ることでそれぞれの意識やリスク感覚のギャップが窺えるかもしれません。

マサチューセッツ総合病院
55 Fruit Street
Boston, MA 02114-2622
617-726-2000

iTunes Latinoのコーナーが出来たのは、ヒスパニックが無視できないマーケットに成長したって証拠なんだろうけど、最大のスペイン語人口を有する隣の国にiTMSストアがないから、不法 移民が増えるんじゃないかなぁ(笑)ともかく、今年で第7回目になるLatin GrammyのCDを初回から買っていましたが、その必要もなくなりそうです。


Monday, October 30, 2006

久生十蘭

今日の日経のコラム「春秋」で題材になっていた久生十蘭という函館出身の小説家。同郷でありながら全く知らずに齢を重ねていた。早速、Googleで検索すると、松岡正剛の千夜千冊のなかにも「魔都」 という長編小説の紹介があった。満州事変から3年目の東京の大晦日、新年という限られた時間、空間での推理小説らしい。11月中旬の遅い夏休みに雪の積も る温泉宿に投宿するが、学会の準備に必要な本を読了したときの予備として携えてゆくのに、Amazonに注文しておく。

Thursday, October 26, 2006

ヒステリックな医師たち

地方の診療所に勤務する一人医師である。語らう医者もなく、夜遅くの仕事の合間に医師関係の掲示板を覗いて元気付けられて いる。しかし、最近、その良き相談相手の論調がヒステリックに感じることがある。明らかに「大野病院事件」以後だ。日本医療史の911といってもいいだろ う。世間は地雷を踏んだのだ。出典は、忘れたが、非常に心に落ちた言葉でメモしてあったものを引用する。

医師は誰でも心の奥に秘められたささやかな墓地をもっている。苦悶のあまりそこに彼は、時折線香をあげにいく。そこで彼は失敗や不成功の償いを祈るのである。

医 師であれば、自分の受け持ち患者が不幸な転帰を辿れば、明らかな間違いがなくとも、自分を責めるものである。もっといいケアが出来なかったか?違う治療を 選べば、違った転帰になったのではないか?しかし、そのような悲しみ、後悔、罪悪感、反省、悔悟...のないまぜになった泥沼のような感情のなかを前進す るわけである。そうでなくては、とてもでないが臨床医は務まらない。そんな微妙な臨床医の感情を前の文章は「墓場」と比喩した。おそらく、医者の傍で働い ている看護師でも理解できないのだから、普通の方は、よっぽど特殊な仕事をしてなければ、理解し得ない感情だろう。最近は、臨床医といいながら、そのよう な感情を理解しない医者も多く、マスコミに担ぎ出され、その「墓場」を荒らしているわけだから、私はヒステリーに共感する。
 ただ、これが政府の 医療費削減を実現するためのマスコミ操作だとすれば、医師と患者さんたち、医者どうしの溝を深めて一番得をするのは、日本を実質支配する官僚たちとこれか ら医療ビジネスを食い物にするであろう人たちで、割を食うのは、一部のお金持ちを除いたロングテールの一般市民なのである。医者は、良心を売れば、生き延 びれるだろう...本当にヒステリーを起こさなきゃならないのは、医者ではなく、患者さんたちなのではないか?

Monday, October 23, 2006

ジャンケン

世界ジャンケン協会なんてのがあるんですね...アングロサクソンは、考えることがよく分からん。Rを使えば、一瞬で、ジャック&ベティの10000回勝負なんてことが出来てしまいます。

> run<-10000
> signal<-c("Rock","Paper","Scissors")
> Jack<-sample(signal,run,rep=T)
> Betty<-sample(signal,run,rep=T)
> T<-table(Jack,Betty)
> win<-T[1,3]+T[2,1]+T[3,2]
> loss<-T[1,2]+T[2,3]+T[3,1]
> draw<-sum(diag(T))
> (result<-c(win,loss,draw))
[1] 3327 3342 3331

ってことで、ベティの勝ちです。

 中国語では、日本語と同じ「グー、チョキ、パー」(“石头、剪子、布”)の順番で呼びますが、欧米では、「グー、パー、チョキ」の順、韓国では、「チョキ、グー、パー」(”가위 바위 보”)の順で呼ばれるようです。

Friday, October 6, 2006

多死化

アメリカの死亡統計にならって、厚生労働省の統計をもとに同じような死因別死亡率の推移のグラフを作ってみよう。下のスクリプトをRweb-jpにコピーして実行してみてください。

mydata<-matrix(c(235.2,241.7,245.4,253.9,116.8,121.0,126.5,126.5,105.5,103.4,104.7,102.3,69.2,69.4,75.3,75.72,31.4,30.7,30.7,30.3,24.1,23.8,25.5,24.0),4) d.names.r <- c("2001","2002","2003","2004") barplot(mydata,beside=T, names=c("悪性新生物","心疾患","脳血管疾患","肺炎","不慮の事故","自殺"),col=c("#211C21", "#0061AD","#ADBADE","#FFFFFF"),xlab="死因",ylab="人口十万対死亡率",legend.text= d.names.r)


アメリカでは各死因別の死亡率が減少しているのに、日本では上昇している。これは高齢化がなせる業なのだが、全国的に死亡にあたっては主治医が看 取るというところが多いと思われる。これが、医療現場の多忙感の原因の一つとなっていると考えるのだが、如何か。「少子化」同様、「多死化」ももっと議論 されても言いと思う。論点は、医療側に立つと、主治医の拘束、スタッフの燃え尽き、原因不明の死亡においては公的な調査機関でという声も聞かれるが、イン フラの剖検医の絶対的な不足、患者側に立つと臨死期のノーマライゼーション、死に場所の選択、家族関係の問題(家に帰りたくても、迷惑を掛けたくないとい うことで病院死を選ぶ方も多い。)、職場の理解…少子化以上に現実の問題なのに、放置されている。

Thursday, October 5, 2006

一生十冊

これまでの人生に影響を与えた本を十冊挙げろと言われて、やっぱり実用本、ビジネス本、医学書などは、ちょっと恥しいかなとか考えて、古典とか純文学を挙げてしまう俺は、見栄っ張りなんだろうな...



  1. 「夜と霧」 聖書が、滅びても残しておくべき一冊でしょう。同様な歴史が無数に繰り返されているはずなのに、ここまで悲惨と希望を記録した本はないのではないでしょうか。


  2. 「ドン・キホーテ」 一言で言えば、寛容の書。聖書のパロディとして読めます。読むたびに新しい発見のあるWebを書籍化したような饒舌な世界。


  3. 「蜘蛛女のキス」 チェやピアソラを産んだアルゼンチンの小説家プイグ著。著者が意識してかは知らないけれど、勝手にドン・キホーテのパロディだろうと思ってる。映画と原作とともに感動した唯一の作品である。プイグ自身が映画制作を夢見ていて、小説自体が映画の構成に合っていたからなのかね。何故に映画はDVD化されないのかな?


  4. 「デミアン」 デミアン的な人間になることに憧れていた。ヘッセってカルトっぽい部分があるから、意外と自分にはカルト親和的な部分があるのかもね。


  5. 「孫子」 流行のシステム思考を簡潔にまとめた一冊。考えに行き詰ったとき繰り返し読んでます。直接答えはくれないが、考えるヒントをくれる本です。


  6. 「ジャン・クリストフ」 繰り返し読もうとは思わないが、大学入試の面接で、今までで最も感動した本に挙げた記憶がある。理由を問われて、「国境を越えた情熱とヒューマニズムがなんたら」と答えたような気がするが、青かった自分の思い出とEUとして現実が追いついてきている希望と9・11以降のやりきれなさといろいろな思いを込めて選んだ。


  7. 「地獄の季節」 1982年のサントリーのコマーシャル「その詩人は底知れぬ渇きを抱えて放浪を繰り返した。限りない無邪気さから生まれた詩。世界中の詩人達が青ざめたその頃、彼は砂漠の商人。詩なんかよりうまい酒をなどとおっしゃる。永遠の詩人ランボオ。あんな男、ちょっといない。」というナレーションで、砂漠を放浪するサーカスの映像...強烈でしたね。


  8. 「現代の英雄」 正直、内容は忘れたけど、一時期かじったロシア語の朗読が印象的。個人的な好みで言えば、ロシア語の音の響きが世界中の言葉で一番美しいと思っているから、ロシアの本を一冊は入れておきたかっただけ。


  9. 「李賀詩選」 中国のランボーといってもいいのかもね。李白、杜甫も悪くはないが、多感な高校の時期に出会ってれば、俺の人生変わっていたかも。


  10. 「和漢朗詠集」 中国と日本の文化にこのような蜜月があったのだという資料として面白い。何故にITが進歩したこの時代に却って意思疎通がしずらいのか?コミュニケーションとディスコミュニケーションというのは、情報伝達過程の正と負の交流に例えられるのかな。

Tuesday, October 3, 2006

徒然草

理由あって、高校時代以来はじめて「徒然草」を読んでいる。当然、古文なんか忘れてしまっているので、佐藤春夫が現代語訳したものなのだが、今日偶然、寺田寅彦も「徒然草の鑑賞」 なる文章を残しているのを発見し、嬉しくなった。古典というのは、時代を超えて通用するものなのだなと感動したり、人間がいかに進歩していないか落胆した りである。現代に流行るブログの先駆けともいえる兼好の秀作は、ニヒリズムとボヘミアニズムが通底に流れていながら、まなざしが暖かい。タイムマシンが、 出来たら一緒に飲みたいうちの一人である。

Monday, October 2, 2006

Neurolinguistic Programming

NLPというのは聞いたことがあったが、胡散臭いセミナーくらいの認識しかなかった。休日に日経文庫の「五感で磨くコミュニケーション」 という本を読み、そのなかに簡単なNLPの紹介があり、ちょっと認識が変わりました。ちょうどソシュール言語学のシニフィアン、シニフィエの対応が、知覚 (Neuro)と意味(Language)の間で生じているという考えは、個人的にはしっくり来る考えです。早速、PubMedで検索してみました。全文 参照できる文献を列記しておきます。医療崩壊が続く国の雑誌BMJで積極的に取り上げられていることは、患者さんとのコミュニケーションが困難化している ことの裏返しかもしれませんね。

Friday, September 29, 2006

医者は不養生?

医師の平均寿命は、他の職業に比べ10年くらい短いという話を聞いたことがあったのだが、西らが北海道大学医学部卒業生名簿より1926~1974年の卒 業生を対象として1996年10月に行った推定では、1996年度の男子卒業生(平均年齢25.19±1.77歳)の平均余命は52.88年、1995年 の25歳男性の平均余命は52.35年であったそうだ。男性医師と日本の一般男性との寿命に有意差はないようだ。ただ、医療者として在職死を目の当たりに する機会が多いので、印象にバイアスがかかり、医者短命説が流布されるのかもしれない。
【出典】Life span of Japanese male medical doctors. J Epidemiol. 1999 Nov;9(5):315-9.

Sunday, September 24, 2006

2回目の韓国

 夏休みを利用して、三泊四日のソウル旅行をしてきました。宿泊は、ホリデイイン城北。綺麗でサービスも良かったが、ロケーションがいまいち。最寄の地下鉄駅、吉音駅まで徒歩20分くらい。すぐ裏に飲み屋さんや屋台、コンビニが多数あるので夜は不自由しなかった。
 2日目は、一万ウォン札のハングルを制定した、世宗大王も眠る宗廟を見学後、仁寺洞ギルを散策、お茶を飲んで、汗蒸幕、経絡マッサージを体験。夜はナンタ(乱打)の公演を鑑賞。
 3日目は、地下鉄で東大門まで出て、清渓川沿いを歩いて中部市場へ。その後、タクシーを使ってNタワーへ行って明洞地区を見下ろしながら小用を足す。ロッテ百貨店でお土産を買い、夜は汝矣島(ヨイド)⇒銅雀大橋(トンジャクテッキョ)⇒蘭芝(ナンジ)⇒楊花(ヤンファ)⇒汝矣島を生バンドの演奏つきで一時間半の漢江周遊をし、翌日帰国。
  二年前訪れたときと比較しても街の様相は少なからず変わり、ダイナミックな都市の変貌を実感した旅でした。日本と韓国は、中国文化を取り入れそれぞれ独自 の文化を育くみ、中央集権国家を形成してきた。今度は、扶余、慶州、済州島といった地方を周ってみたいと考えています。

Friday, September 15, 2006

一円玉の使い方

一円玉の使い方をまとめてみた。

  1. 直径が2cm、5万分の1の地図で1km。
  2. 気胸の大小の判定
  3. 厚さが1mm、じん肺小粒状影のサイズの判定
  4. 目から5cmのとこにおいて胸部レ線が隠れる位置まで下がる。
  5. 造幣局のデータをもとに各年度の発行枚数を知って、あんまりいいことのない日常、財布の中の一円玉を見てどのくらい有難い硬貨かを知って、幸せになる。

5番目に関して、各年度の発行枚数を調べると、平成10年くらいから極端に減っている時期があることが分かる。やはり政府はデノミを考えていたのかな?デノミが実現すれば、1円=100韓国ウォンだ。韓国旅行でお金持ちになった気分に浸れるが、大きい数の表現が大変になりそうだ...

Wednesday, September 13, 2006

偏頭痛?MRI、CTが必要?

【出典】Does This Patient With Headache Have a Migraine or Need Neuroimaging? JAMA. 2006;296:1274-1283.
【結論】
片頭痛を示唆する所見

脈うつ頭痛、4~72時間持続、片側性、悪心がある、何も手がつかなくなるの5項目中

  • 4項目以上該当(LR, 24; 95% CI, 1.5-388)
  • 3項目該当(LR, 3.5; 95% CI, 1.3-9.2)
  • 2項目以下該当(LR, 0.41; 95% CI, 0.32-0.52).

*5項目の覚え方: POUNDing (Pulsating, duration of 4-72 hOurs, Unilateral, Nausea, Disabling).

深刻な頭蓋内病変を示唆する所見

  • 群発頭痛(LR, 10.7; 95% CI, 2.2-52)
  • 神経学的異常所見(LR, 5.3; 95% CI, 2.4-12)
  • 群発頭痛片頭痛筋緊型頭痛に分類されない頭痛(LR, 3.8; 95% CI, 2.0-7.1)
  • 前兆を伴う頭痛(LR, 3.2; 95% CI, 1.6-6.6);
  • 運動やバルサルバ手技で増悪する頭痛(LR, 2.3; 95% CI, 1.4-3.8)
  • 悪心のある頭痛 (LR, 1.8; 95% CI, 1.2-2.6)

有意な病状を否定する臨床所見はない。

Monday, September 4, 2006

身体診断学

最近、身体診断学に関する本を読み漁っている。有名どころにつき簡単にコメント。いずれも、Amazonで買えます。

  1. Bates' Guide to Physical Examination And History Taking あまりにも有名。研修医向け。
  2. Sapira's Art & Science Of Bedside Diagnosis 個人的に一番好きなのはこれですね。難しい単語が多いので、かえって曖昧さが少ない。秋の夜長にワーグナーでも聞きながら、じっくり読みたい一冊。
  3. Mosby's Guide to Physical Examination ネットでのアフタケアが充実。学生向けかな?
  4. McGee's Evidence-Based Physical Diagnosis 所見の感度、特異度、尤度比がまとまっているのが、便利。デスクレファレンスに診察室に常備しておきたい一冊。

Tuesday, August 29, 2006

パングラム

ハングルは合理的に作られた文字なので覚えるのは、そう難しくない。だがキーボードでの配置を覚えるのが、一苦労だ。アルファベットの入力などでは、

The quick brown fox jumps over a lazy dog.

のような全文字を使用した文を繰り返し、入力して練習した記憶がある。そのような文をパングラムというらしい。ハングルでは、文字数が2350もあるので、字母単位のものがそれに対応します。

키스의 고유조건은 입술끼리 만나야 하고 특별한 기술은 필요치 않다.
キスの固有条件は唇どうし会わなければならないし特別な技術は必要ではない.

というものが、Wikipediaに挙げられておりました。

Wednesday, August 23, 2006

НАУКА倒産

ナウカ書店 老舗のロシア語専門書店が破産 神田神保町
  ロシア語専門書店として昭和初期から洋書輸入・出版を手がけてきた老舗のナウカ書店(東京)が7月に破産し、元従業員たちが無給覚悟で在庫本約14万冊の販売に全力を挙げている。(毎日新聞)

  このニュースを知って、知り合いが亡くなったかのような寂しさを覚えた。高校の頃、生まれて初めて洋書を購入した会社だからだ。 遠洋漁業に携わっていた父親の話からアメリカよりもソ連に親近感を抱いていて、ロシア語講座を聞き、 原始時代から宇宙開発に先駆けたソ連に至る歴史を絵や写真を豊富に交えて記述したソ連の歴史の本だったように記憶する。辞書を引き引き、 暗号を解くようにロシア語を読むのが楽しかったが、大学に入り、ロシア語は中断。覚えている言葉も、Спасибо.(ありがとう)、 Здравствуйте!(こんにちは)、Тебя люблю.(愛してます)、くらいになった大学4年の終わりの頃、 アエロフロートでШереметьево空港経由でマルタ会談前年のヨーロッパを旅行した。 生まれて初めて接したロシア人はトランジットでのおみやげ物屋の店員で、妙にアメリカナイズされた野郎だった。ある意味、 妄想と現実の違いを認識させられた経験である。日本人みんなが東条や東郷でないように、 ロシア人みんながプーシキンやレールモントフではないのだと、実に当たり前のことを体感したわけである。どんどん、 НАУКА破産から話は遠ざかっているように思うかもしれないが、このニュースに接するまで10数年以上思い出しても見なかった話が、ちょっとしたきっか けで蘇るってこと、年をとるってことは、いろいろなエピソードを記憶の原野に地雷のように埋め込んでいくことなのでしょう。
 早速、 破産に付け込んで50%引きのМигель де Сервантес - Хиторумный идальго Дон Кихот Ламанчский.(ロシア語版ドンキホーテ)を注文してしまいました。

Thursday, August 10, 2006

ユリウス日

産業医科大学で、人生初めてってほど勉強してきました。ついでに北九州観光も、マルワ前ラーメン、森鴎外旧邸宅、皿倉山夜景、門司港レトロ地区...定年 後は住むのにいいかもしれないが、地球温暖化が進むとマラリアとかデング熱が流行りそうだな。夏は北海道、冬は九州、時々外国。そんな生活が出来る身分に なりたいものです。閑話休題。

chronパッケージをインストールすると、簡単にユリウス日の計算が出来ます。そうすると、

> julian(8,10,2006)-julian(8,10,1965)
[1] 14975

という風に簡単に生きた日数が分かります。

> julian(8,10,2006)-julian(1,1,2006)
[1] 221

今日は、今年222日目です。

Wednesday, July 26, 2006

自殺件数の推移

平成17年度中における自殺の概要資料」が警察庁生活安全局地域課から発表になっている。平成17年度は経済生活問題での自殺が7756件、それ以外が24796件、昭和53年度はそれぞれ1703件、19085件であった。Rwebで、オッズ比を計算してみよう。

> x <- matrix(c(7756,24796,1703,19085),2,2) 
> fisher.test(x)

Fisher's Exact Test for Count Data

data: x
p-value < 2.2e-16
alternative hypothesis: true odds ratio is not equal to 1
95 percent confidence interval:
3.314596 3.708605
sample estimates:
odds ratio
3.505348

年 齢とかもろもろ考慮していないので、正確ではないことは、承知だが、どう考えても経済政策が自殺へ多くの人を追いやっていることは明白ですね。福島県立大 野病院の先生が有罪なら、為政者は大量殺人犯ですね。医療技術は確実に進歩しているのに、健康上の理由での自殺も増えている。それは、治療機会を失ってい る人が増えていることの証左でもある。それが自明になってなお、政府は生活保護世帯の一割負担を強要し、製薬会社は、マスコミを使って、うつのキャンペー ンを張って自社製品を売りまくる...心の教育が必要なのは、国民ではないだろう。

Tuesday, July 25, 2006

サイコロジー

寺田寅彦のメモに『Sugoroku no sai』というのがあり、そこで295回サイコロを振って結果を記録した話しがあるらしい。もしこのサイコロで、寺田寅彦が夏目漱石が賭けをしたとする。 もちろん漱石にちなんで勝てば1000円とする。漱石は2に賭け、寅彦は6に賭けたとする。メモの結果は、1が46回、2が74回、3が47回、4が47回、5が45回、6が36回だったそうだ。漱石の3万8000円勝ちで、東京朝日新聞での月給が200円だったというから、190か月分の給料ですね。漱石さん、笑いが止まりませんね...この場合のオッズ比を計算してみよう。2にかけた場合オッズは、0.335、6にかけた場合オッズは0.139となり、オッズ比は、2.410と計算され る。95%信頼区間まで電卓でというと面倒なので、統計環境のRのオンライン版Rwebで計算してみた。

> freq <- c(46,74,47,47,45,36)
> total <- sum(freq)
> table <-matrix(c(74,total-74,36,total-36),2,2)
> fisher.test(table)

Fisher's Exact Test for Count Data

data: table
p-value = 8.121e-05
alternative hypothesis: true odds ratio is not equal to 1
95 percent confidence interval:
1.527124 3.842364
sample estimates:
odds ratio
2.405447

オッズ比の95%信頼区間も1.53~3.84だし、P値は、0.00008121、こんなあり難いことはありませんね。明らかに出目に差があり、いかさまさいころ(fulham)と断定しても良さそうです。サイコロネタでは、「世界最速サイコロ」なんてのがあります、お値段は、2個1セットで、漱石の給料の252か月分で、せっかくの勝ち分でも間に合いません...orz
  こういう技術が、人殺しの兵器のために使われるくらいなら、みんなで挙って買うのもありです。それより、各国国防省にもっと高く売りつけて、戦争の決着は サイコロで済ませて(長期的に見れば、勝ち負け五分五分ですから)、浮いた兵士の身体能力をワールドカップにつぎ込みましょうってのは、どうかな?どうし ても、人殺ししたいって人は、NASAに頼んで、火星(戦争の神様の星)でやってもらいましょう。

Saturday, July 15, 2006

インド人もびっくり!

インドでは、掛け算の九九を20×20まで覚えるらしいが、Rでは、

outer(1:20,1:20)

の一行でそれを計算してくれる。それを応用すると、体表面積を求めるDuBoisの式

S=W0.425×H0.725×0.007184 (W: kg, H: cm)

や、Simple formula for the surface area of the body and a simple model for anthropometry Clinical Anatomy Volume 18, Issue 2 , Pages 126 - 130で紹介されている式

S=(W×H)0.5÷6 (W: kg, H: m)

の一覧なんかも、簡単に作成できる。下に、上記2式の差の一覧を示すスクリプトを示す。http://r.nakama.ne.jp/Rweb-jp/にコピー&ペーストして見て下さい。

w<-50:80
h<-150:180
a1<-outer(h^0.725,w^0.425)*0.007184
a2<-outer(h/100,w)^0.5/6
d<-a2-a1
d

差は、せいぜいで0.053くらいで、下の式のほうが実用的かもしれない。

Tuesday, July 4, 2006

プロの条件

Abraham Flexnerという北米の医学教育改革に関わった化学者が1915年に書いた論文の文頭に、プロフェッションが充たすべき条件を、6点挙げている。

Professions involve essentially intellectual operations with large individual responsibility.
専門職は、本質的に、個人的な大きな責任を伴う知的作業であることが必要条件である。
Professions derive their raw material from science and learning.
専門職は、資源を科学や学問から調達する。
This material they work up to a practical and definite end.
この資源を、実践的で明確な目的に応用する。
Professions possess an educationally communicable technique.
専門職は、教育的な意思疎通手技を身につけている。
Professions tend to self-organization.
専門職は、自己組織化の傾向がある。
Professions are becoming increasingly altruistic in motivation.
専門職は、動機が次第に利他的になりつつある。

なかなか、プロでいることは、難しそうだ。

Tuesday, June 20, 2006

巳年

1941年12月 8日 太平洋戦争開戦
1953年 7月27日 朝鮮戦争休戦
1965年 2月 7日 北爆開始
1977年 9月28日 ダッカ日航機ハイジャック事件
1989年11月 9日 ベルリンの壁崩壊
2001年 9月11日 アメリカ合衆国同時多発テロ

こう見ると、2001年9月11日という日の設定は、1973年9月11日のチリ・クーデターと同じ日でパール・ハーバーの還暦だ。眠れる反乱者魂を起こそうという目論見でもあったのかな?そうだとしても、失敗したし、おそらく裏の読みすぎだろう...

Wednesday, May 17, 2006

肘内障 pulled elbows

研修医の頃は、肘内障の整復は、前腕を屈曲しながら回外と教わり、その通りに実践。3,4例くらいの経験しかないのだけど、失敗は、ゼロです。でも、整復 後もお子さんは、痛いかと思って、なかなか腕を動かしてくれないものだから、判定がはっきりするまで、結構ドキドキものなんですよね。オーベンの先生から は、自分の子供が肘内障になったとき、「パパ、お医者さんに連れてってー!」と泣かれたというお話を伺ったこともあります。まあ、お母さんの信頼を勝ち得 るためには、必須の技術とも言えるでしょう。その方法が、実は、回内のほうが成功率が高いらしいという記事がありました。きちっとしたRCTはないのですが、バイオエンジニアリングで臓器を作り出せる時代に、意外なことが決着ついてなかったりするもんです。

Thursday, May 11, 2006

医者が尊敬されなくなった理由

 タイトルは、日本醫亊新報の5 月6日号の巻頭のエッセーのものである。私などは、逆に、何故医師が尊敬されなければならないのか分からない。医学部を終えて一番為になったのは、「医師 が普通の人間である」と知ったことだろう。尊敬されるべき人間では決してないし、権威が弱まったということであれば、医者に限ったことではなかろう。政治 家、父親、教師、警察...すべての権威が失墜しているのである。これは、東京オリンピックの年に梅棹忠夫さんが発表した『情報産業論』で描いた精神の産 業化、後に情報革命と呼ばれるものの余波の一断面に過ぎないのだと思う。ある知識体系が、断片化し、流動性が高まり、非対称性が薄れてきていることの証左 であろう。また、すべての分野において知識が、個人の能力を凌駕して、増殖しているのである。平たく言えば、タネを明かされたり、タネに振り回されている マジシャンのようなもので、すっかり、ピエロになってしまったのである。そして、そのタネ明かしの立役者が、Appleだったり、Googleだったりす るわけだ。
 象徴的なのは、やはり、911だ。 アメリカン・ドリームの国が、風船爆弾に次いで、史上二番目の本土に対する攻撃を受け、その瞬間を世界に晒したわけである。つまり、世界最強といわれる国 家の権威が失墜したのである。しかも、相手は、ロシアでもなければ、中国でもない、テロリスト(歴史の進みようによっては、ゲバラの再来と記されるように なるかもしれないが...)のネットワークだったのだ。想像の域を超えないが、彼らは、Googleなどを最大限に利用したことだろうし、連絡には電子 メールのやりとりをしたのだろう。そして、遂にはBig BrotherならぬBig Appleに鉄槌を食らわせたわけである。そして、その動機は、IT時代には似つかわしくないが、オルテガ・イ・ガセーのいう「怨念」であろう。911を予言したと噂されるメキシコの歌手、リカルド・カルホナの「救世主」という歌がある。確かに歌詞原語) は、驚くほど、的中している。しかし、実際には、予言と言うより、世界最大の貧富の差が大きな国境と言われている米墨の国境の南での怨念に、これまたオイ ルダラーで潤った一族の放蕩息子が裕福であるゆえの知識でその怨念を共有し、実行に至ったというほうが正確だろう。「怨念」がマスコミやIT技術を介して 伝播したのである。さらに情報革命は、"iPod"から"YouTube"へ、「個人の壷」から「共有のチューブ」へ伸展しつつある。先の歌もビデオつきで公開されている。ネットのこちら側ではこけた共産主義が、あちらでは、現実味を帯びてきているのだ。コンテンツの共有には、その道具のコストを下げたオープンソース思想が大いに貢献している。
  そんな革命の途上、医師患者関係はどのように変遷していくのかが、本投稿の主題である。おそらく10年もしないうちに医学生が大学で学ぶことぐらいの知識 は、無料でネット上に公開されることになるだろう。実際、日常診療でも、専門外のことは、医者より患者様のほうが詳しいということも珍しくなくなってきて いる。中途半端で、偉そうな医者は、「大衆の怨念」により、絶滅していくだろう。そして、100年後に生き残っているのは、知識の生産者としての医者以 外、つまり、知識の消費者である臨床医は、ディズィーズ・ランドへのツア・コンダクターとニンテンドーサージェリー(内視鏡手術をこう呼んだことがあった が、今後は遠隔からロボットの手を操作して手術する時代が来るだろう。)におけるゴッドハンドを有するカリスマ・ゲーマーに二分していくのではなかろう か。(詐欺師としての医者も生き残るかもしれないけど...)私には、残りの人生、前者に進化していくしか道がない。

Tuesday, May 9, 2006

時間を無駄にしなくなる3つの考え方

「時は金なり」という諺を引くまでもなく、時間の重要性は感じている。しかし、実践するとなると、別問題で、ついつい無駄遣いしてしまうものだ。そこで、その言い訳と対策を考えてみた。

  1. 時間の終わり、「死亡年月日」が不明。→60歳になる前日で死ぬと設定する。
  2. 時間の単位が10進法ではない。→誕生日から過ごした日数を実感する。私の場合、今日で14,883日目、カウントダウンするなら、あと7,031日。
  3. 季節が巡り、繰り返しの錯覚に陥る。→干支で考える。今年は、丙戌。60歳で死ぬなら、同じ年は巡ってこない。

それにしても、子供のとき、学生時代、研修医時代と比べて、時間感覚が短くなっている。死ぬときに人生が走馬灯のように巡ると言うのは、その時間感 覚の極致なのだろう。個人の時間感覚を測定、数量化できれば、死亡日時の推定が予測可能かもしれないと夢想したりする。しかし、大切なのは目覚めた日が、 残りの人生の初日であるということだ。同時に、今までの人生の最後の日かもしれないということだ。Apple CEOのS. Jobbsに言わせれば、「毎日、そう思っていると、必ず最後には的中する」ことなのだが...

Thursday, March 2, 2006

腱板断裂の診断

【出典】Diagnosing Rotator Cuff Tears
Am Fam Physician. 2005 Apr 15;71(8):1587-8
【内容の要点】
文献1の方法

  1. 棘上筋の筋力低下
  2. 外旋筋力の低下
  3. Neer徴候陽性

上記3つとも該当か上記2つ該当で60歳以上の場合、98%RCTとのこと。

文献2の方法

  • 65歳以上 2点
  • 夜間痛    1点
  • 外旋筋力の低下 2点
以上の合計点数が0,1なら尤度比は0.2、点数が4,5なら尤度比は9.8とのこと。
【参考文献】
文献1.Diagnosis of rotator cuff tears.
Lancet. 2001 Mar 10;357(9258):769-70.
文献2.Returning to the bedside: using the history and physical examination to identify rotator cuff tears.
J Am Geriatr Soc. 2000 Dec;48(12):1633-7.

Wednesday, February 22, 2006

走行距離

 今の車は、2003年11月9日に納車したので、2005年5月26日に走行距離が22,222kmを、そして、本日2月22日に 33,333kmとなった。何故、ぞろ目に拘るかなのだが、地球上の緯度1°の違いが、111.11kmに相当すると覚えると都合がいいのだ。そうする と、地球一周の距離は、111.11×360km=約4万kmと、1海里は、111.11÷60=約1.852kmと計算できる。

 例えば、函館の緯度は、41°46′、小樽の緯度は43°11′で、その差は1°25′=85′で、距離に換算すると、85×1.852=157.42kmと計算できる。実際、Gmaps Pedometerで実測してみると、159.7kmで2kmも誤差がない!

 さらに、地球の周を4万km、πを3.14として計算すると地球の直径は、12,739km、つまり1mの7乗のオーダーである。地球上の三大感 染症と呼ばれるものの一つのマラリアの原因となる原虫の大きさが、-6乗のオーダーである。つまり、人間は地球にとって、マラリア原虫以下の存在なのであ る。

Friday, February 10, 2006

星の降る里

 私が住む街のキャッチフレーズなのだが、季節は冬。そして降っているのは、星でなくて雪。Augusto Monterosso風に、"Cuando despertó, la nieve todavía cuajaba allí."「目覚めると、まだそこに雪が積もっていた。」なんて、小説が書けてしまう。Augusto Monterossoという人は、"Cuando despertó, el dinosaurio todavía estaba allí."「目覚めると、まだ恐竜がそこにいた。」 この一文からなる世界一短い小説の作者であるが、恐竜はメタファーでも、雪は現実なのである。どれ だけ降ったか、窓から外を覗くと、近所の人が、俗に言う「鯨の尻尾」、正式にはスノーラッセルというもので雪をかいている。寝惚けた脳みそに侵入して来た のが、デネブ・カイトスという星の名前。アラビア語で、まさに「鯨の尻尾」!-秋の星が冬に地上に降りてきて、我々の雪かきを手伝ってくれるんだ、と考え ると、楽しく、ロマンチックに、そして心躍らせて雪かきできる...わけもなく、不貞寝する僕だった。

Friday, January 6, 2006

死ぬまでにしたい10のこと

体調が悪く、妊娠かと思ってかかった病院で余命二ヶ月と告知された主人公が作った死ぬ前にしたいことのリスト。( que le gustaría una lista con las cosashacer antes de morir)

1. Decir a mis hijas que las quiero, varias veces al día.
娘たちに愛してると日に何度も言う。
2. Buscar a Don una buena chica que les guste a las niñas.
亭主に子供たちが気に入るいい女の子を捜してあげる。
3. Grabar a mis hijas mensajes de cumpleaños hasta que cumplan los dieciocho.
娘たちの18歳の誕生日までの分のメッセージを録音する。
4. Ir todos juntos a Whalebay Beach y hacer un gran picnic.
みんなで鯨浜海岸へ行って、ピクニック祭りをする。
5. Fumar y beber todo lo que quiera.
好きなだけ煙草を吸ってお酒を飲む。
6. Decir lo que pienso.
思ってることを口にする。
7. Hacer el amor con otros hombres para ver como es.
どんなもんだか、いろんな男性とエッチしてみる。
8. Hacer que alguien se enamore de mí.
誰かを自分の虜にさせてみる。
9. Ir a ver a papá a la cárcel.
刑務所のパパに面会に行く。
10. Ponerme uñas postizas y hacer algo con mi pelo.
付け爪をつけ、髪をどうにかする。

自分があと2ヶ月だったら...

1.貯め込んだ有給を消化する。
2.未婚の母になってくれる女性を探し、子供を作る。
3.その女性とアルゼンチンからキューバへ旅行する。
4.両親とパプアニューギニアへ旅行する。
5.まだ見ぬ子へ名前を考え、メッセージを録画する。
6.サルサを習う。
7.あとは、歌って、飲んでの生活。
...

10は難しい。せめて5年は欲しいな。甘えて生きてるな、俺。

Thursday, January 5, 2006

「暮らす」ということ

 「暮らす」という言葉、語源を推察するに、「暮れる」の使役形、つまり「暮れらせる」という意味から派生したのではないかと思いついた。裏読みすると、 「一日に区切りをつけること、明日死んでもよい準備をすること」というのが、「暮らす」ことの原義ではなかろうか?科学技術や公衆衛生の発達、社会資本の 蓄積、不景気とはいっても、世界からかき集めたお金で潤い、死なないことが普通になってしまった現代日本。だが、少なくとも終戦以前までの日本では、死が もっと身近であったはずだ。その死に準備して、身辺を美しくしておくことが、躾であり、それの繰り返しが暮らしであったのではないか?小さい頃、母親に出 掛けるときは必ずパンツを取り替えなさいと言われたものだ。それに「なぜ?なぜ?」攻撃をしたとき、「事故に逢ったときパンツが汚れてると恥ずかしいで しょ」という答えだったと記憶する。