Wednesday, July 26, 2006

自殺件数の推移

平成17年度中における自殺の概要資料」が警察庁生活安全局地域課から発表になっている。平成17年度は経済生活問題での自殺が7756件、それ以外が24796件、昭和53年度はそれぞれ1703件、19085件であった。Rwebで、オッズ比を計算してみよう。

> x <- matrix(c(7756,24796,1703,19085),2,2) 
> fisher.test(x)

Fisher's Exact Test for Count Data

data: x
p-value < 2.2e-16
alternative hypothesis: true odds ratio is not equal to 1
95 percent confidence interval:
3.314596 3.708605
sample estimates:
odds ratio
3.505348

年 齢とかもろもろ考慮していないので、正確ではないことは、承知だが、どう考えても経済政策が自殺へ多くの人を追いやっていることは明白ですね。福島県立大 野病院の先生が有罪なら、為政者は大量殺人犯ですね。医療技術は確実に進歩しているのに、健康上の理由での自殺も増えている。それは、治療機会を失ってい る人が増えていることの証左でもある。それが自明になってなお、政府は生活保護世帯の一割負担を強要し、製薬会社は、マスコミを使って、うつのキャンペー ンを張って自社製品を売りまくる...心の教育が必要なのは、国民ではないだろう。

Tuesday, July 25, 2006

サイコロジー

寺田寅彦のメモに『Sugoroku no sai』というのがあり、そこで295回サイコロを振って結果を記録した話しがあるらしい。もしこのサイコロで、寺田寅彦が夏目漱石が賭けをしたとする。 もちろん漱石にちなんで勝てば1000円とする。漱石は2に賭け、寅彦は6に賭けたとする。メモの結果は、1が46回、2が74回、3が47回、4が47回、5が45回、6が36回だったそうだ。漱石の3万8000円勝ちで、東京朝日新聞での月給が200円だったというから、190か月分の給料ですね。漱石さん、笑いが止まりませんね...この場合のオッズ比を計算してみよう。2にかけた場合オッズは、0.335、6にかけた場合オッズは0.139となり、オッズ比は、2.410と計算され る。95%信頼区間まで電卓でというと面倒なので、統計環境のRのオンライン版Rwebで計算してみた。

> freq <- c(46,74,47,47,45,36)
> total <- sum(freq)
> table <-matrix(c(74,total-74,36,total-36),2,2)
> fisher.test(table)

Fisher's Exact Test for Count Data

data: table
p-value = 8.121e-05
alternative hypothesis: true odds ratio is not equal to 1
95 percent confidence interval:
1.527124 3.842364
sample estimates:
odds ratio
2.405447

オッズ比の95%信頼区間も1.53~3.84だし、P値は、0.00008121、こんなあり難いことはありませんね。明らかに出目に差があり、いかさまさいころ(fulham)と断定しても良さそうです。サイコロネタでは、「世界最速サイコロ」なんてのがあります、お値段は、2個1セットで、漱石の給料の252か月分で、せっかくの勝ち分でも間に合いません...orz
  こういう技術が、人殺しの兵器のために使われるくらいなら、みんなで挙って買うのもありです。それより、各国国防省にもっと高く売りつけて、戦争の決着は サイコロで済ませて(長期的に見れば、勝ち負け五分五分ですから)、浮いた兵士の身体能力をワールドカップにつぎ込みましょうってのは、どうかな?どうし ても、人殺ししたいって人は、NASAに頼んで、火星(戦争の神様の星)でやってもらいましょう。

Saturday, July 15, 2006

インド人もびっくり!

インドでは、掛け算の九九を20×20まで覚えるらしいが、Rでは、

outer(1:20,1:20)

の一行でそれを計算してくれる。それを応用すると、体表面積を求めるDuBoisの式

S=W0.425×H0.725×0.007184 (W: kg, H: cm)

や、Simple formula for the surface area of the body and a simple model for anthropometry Clinical Anatomy Volume 18, Issue 2 , Pages 126 - 130で紹介されている式

S=(W×H)0.5÷6 (W: kg, H: m)

の一覧なんかも、簡単に作成できる。下に、上記2式の差の一覧を示すスクリプトを示す。http://r.nakama.ne.jp/Rweb-jp/にコピー&ペーストして見て下さい。

w<-50:80
h<-150:180
a1<-outer(h^0.725,w^0.425)*0.007184
a2<-outer(h/100,w)^0.5/6
d<-a2-a1
d

差は、せいぜいで0.053くらいで、下の式のほうが実用的かもしれない。

Tuesday, July 4, 2006

プロの条件

Abraham Flexnerという北米の医学教育改革に関わった化学者が1915年に書いた論文の文頭に、プロフェッションが充たすべき条件を、6点挙げている。

Professions involve essentially intellectual operations with large individual responsibility.
専門職は、本質的に、個人的な大きな責任を伴う知的作業であることが必要条件である。
Professions derive their raw material from science and learning.
専門職は、資源を科学や学問から調達する。
This material they work up to a practical and definite end.
この資源を、実践的で明確な目的に応用する。
Professions possess an educationally communicable technique.
専門職は、教育的な意思疎通手技を身につけている。
Professions tend to self-organization.
専門職は、自己組織化の傾向がある。
Professions are becoming increasingly altruistic in motivation.
専門職は、動機が次第に利他的になりつつある。

なかなか、プロでいることは、難しそうだ。