Friday, September 29, 2006

医者は不養生?

医師の平均寿命は、他の職業に比べ10年くらい短いという話を聞いたことがあったのだが、西らが北海道大学医学部卒業生名簿より1926~1974年の卒 業生を対象として1996年10月に行った推定では、1996年度の男子卒業生(平均年齢25.19±1.77歳)の平均余命は52.88年、1995年 の25歳男性の平均余命は52.35年であったそうだ。男性医師と日本の一般男性との寿命に有意差はないようだ。ただ、医療者として在職死を目の当たりに する機会が多いので、印象にバイアスがかかり、医者短命説が流布されるのかもしれない。
【出典】Life span of Japanese male medical doctors. J Epidemiol. 1999 Nov;9(5):315-9.

Sunday, September 24, 2006

2回目の韓国

 夏休みを利用して、三泊四日のソウル旅行をしてきました。宿泊は、ホリデイイン城北。綺麗でサービスも良かったが、ロケーションがいまいち。最寄の地下鉄駅、吉音駅まで徒歩20分くらい。すぐ裏に飲み屋さんや屋台、コンビニが多数あるので夜は不自由しなかった。
 2日目は、一万ウォン札のハングルを制定した、世宗大王も眠る宗廟を見学後、仁寺洞ギルを散策、お茶を飲んで、汗蒸幕、経絡マッサージを体験。夜はナンタ(乱打)の公演を鑑賞。
 3日目は、地下鉄で東大門まで出て、清渓川沿いを歩いて中部市場へ。その後、タクシーを使ってNタワーへ行って明洞地区を見下ろしながら小用を足す。ロッテ百貨店でお土産を買い、夜は汝矣島(ヨイド)⇒銅雀大橋(トンジャクテッキョ)⇒蘭芝(ナンジ)⇒楊花(ヤンファ)⇒汝矣島を生バンドの演奏つきで一時間半の漢江周遊をし、翌日帰国。
  二年前訪れたときと比較しても街の様相は少なからず変わり、ダイナミックな都市の変貌を実感した旅でした。日本と韓国は、中国文化を取り入れそれぞれ独自 の文化を育くみ、中央集権国家を形成してきた。今度は、扶余、慶州、済州島といった地方を周ってみたいと考えています。

Friday, September 15, 2006

一円玉の使い方

一円玉の使い方をまとめてみた。

  1. 直径が2cm、5万分の1の地図で1km。
  2. 気胸の大小の判定
  3. 厚さが1mm、じん肺小粒状影のサイズの判定
  4. 目から5cmのとこにおいて胸部レ線が隠れる位置まで下がる。
  5. 造幣局のデータをもとに各年度の発行枚数を知って、あんまりいいことのない日常、財布の中の一円玉を見てどのくらい有難い硬貨かを知って、幸せになる。

5番目に関して、各年度の発行枚数を調べると、平成10年くらいから極端に減っている時期があることが分かる。やはり政府はデノミを考えていたのかな?デノミが実現すれば、1円=100韓国ウォンだ。韓国旅行でお金持ちになった気分に浸れるが、大きい数の表現が大変になりそうだ...

Wednesday, September 13, 2006

偏頭痛?MRI、CTが必要?

【出典】Does This Patient With Headache Have a Migraine or Need Neuroimaging? JAMA. 2006;296:1274-1283.
【結論】
片頭痛を示唆する所見

脈うつ頭痛、4~72時間持続、片側性、悪心がある、何も手がつかなくなるの5項目中

  • 4項目以上該当(LR, 24; 95% CI, 1.5-388)
  • 3項目該当(LR, 3.5; 95% CI, 1.3-9.2)
  • 2項目以下該当(LR, 0.41; 95% CI, 0.32-0.52).

*5項目の覚え方: POUNDing (Pulsating, duration of 4-72 hOurs, Unilateral, Nausea, Disabling).

深刻な頭蓋内病変を示唆する所見

  • 群発頭痛(LR, 10.7; 95% CI, 2.2-52)
  • 神経学的異常所見(LR, 5.3; 95% CI, 2.4-12)
  • 群発頭痛片頭痛筋緊型頭痛に分類されない頭痛(LR, 3.8; 95% CI, 2.0-7.1)
  • 前兆を伴う頭痛(LR, 3.2; 95% CI, 1.6-6.6);
  • 運動やバルサルバ手技で増悪する頭痛(LR, 2.3; 95% CI, 1.4-3.8)
  • 悪心のある頭痛 (LR, 1.8; 95% CI, 1.2-2.6)

有意な病状を否定する臨床所見はない。

Monday, September 4, 2006

身体診断学

最近、身体診断学に関する本を読み漁っている。有名どころにつき簡単にコメント。いずれも、Amazonで買えます。

  1. Bates' Guide to Physical Examination And History Taking あまりにも有名。研修医向け。
  2. Sapira's Art & Science Of Bedside Diagnosis 個人的に一番好きなのはこれですね。難しい単語が多いので、かえって曖昧さが少ない。秋の夜長にワーグナーでも聞きながら、じっくり読みたい一冊。
  3. Mosby's Guide to Physical Examination ネットでのアフタケアが充実。学生向けかな?
  4. McGee's Evidence-Based Physical Diagnosis 所見の感度、特異度、尤度比がまとまっているのが、便利。デスクレファレンスに診察室に常備しておきたい一冊。