Saturday, April 27, 2013

Ubuntu 13.04 にインストールした10のソフト

天気が悪く、ランを断念。先日リリースされたubuntu 13.04(Raring Ringtail)をインストールしました。 コードネームは、カコミスルという北米に生息する哺乳類の名。インストール自体は、リリースごとに洗練されてきていますが、環境の復元にひと手間。とは言っても、Synapticパッケージマネージャの名前を忘れるほどにソフトウェアセンター一本で環境整備ができるようになりました。
  1. Google Chrome beta: β版をインストールしました。 ソフトウェアセンターからはオープンソース版のChromiumしかインストールできず。Chromeのホームページからダウンロード。β版、stable版のインストールには、libudev0とlibxss1のインストールが必要。入手先はこちら
  2. mozc: Google日本語入力のオープンソース版。Ubuntuソフトウェアセンターからmozc-utils-gui、mozc-server、ibus-mozc、mozc-dataをインストール。 
  3. Dropbox: Ubuntuソフトウェアセンターからインストール。デフォルトのクラウドサービスUbuntuOneのMac版もリリースされていました。
  4. Audacity: サウンド編集ソフト。ソフトウェアセンターからインストール。ポッドキャストの切り出しやテンポの変更に使用。Nyquistでプラグインが作るのが目標。
  5. Emacs: 今度こそは、エディタはEmacsといつも思うのですが、結局Geditに流されてしまうのです…けど、今回もインストールして、ESSとか、eggとか、zen-codingとかに再挑戦。
  6. Gephi: ネットワークの視覚化ソフトウェア。ダウンロードして、解凍して、端末から "./bin/gephi"で起動。GephiのサイトではOracle Java 6を推奨していますが、OpenJDKでも動作するみたい。久しく使っていないので
  7. AntConc: 早稲田大学Laurence Anthony先生が開発したConcordanceソフト。
  8. Mendeley: 文献管理ソフト。これに対抗してか、フリーのWeb版Endnote Basicなるものローンチしています。
  9. R +  Rstudio: ソフトウェアセンターのRは古いので、本家から3.0をインストールしました。
  10. YouTube to MP3 Converter: ソフトウェアセンターから入手。これでTEDやラテンポップの音声を入手できます。
EmacsやAudacityのNyquistを使うのにLispを少し齧ろうと思ってます。上の本、実は草稿が公開されています。これをWillus.com's K2pdfoptというソフトで変換してやると、pdfファイルをKindle端末に最適化してくれます。ubuntuでは、"k2pdfopt onlisp_j.pdf"とか端末でコマンドを叩かなくてはなりませんが。

Wednesday, April 24, 2013

As time goes by...

1984年、日曜日から始まったこの年の干支は甲子。日経平均株価が10,000円を突破、アップルコンピュータ社がマッキントッシュを発表、ソ連アンドロポフ書記長が逝去、植村直己がマッキンリー山単独登頂に成功し下山途中行方不明、グリコ・森永事件、「8時だョ!全員集合」が生放送で停電、ロサンゼルスオリンピック開催、「1万円札福澤諭吉」・「5千円札新渡戸稲造」・「千円札夏目漱石」発行、トルコ風呂がソープランドに改称、第1回新語・流行語大賞が表彰され、浅田彰の「スキゾ・パラノ」が銅賞に選ばれ、ヴァン・ヘイレンのアルバム「1984」がリリースされた、そんな年、Miguel Boséは、出世作"Amante Bandido"を発表している。



1988年、ソ連ペレストロイカ開始、青函トンネル開通、瀬戸大橋開通、ソウルオリンピック開催、B'zデビュー、アメリカ大統領選挙ブッシュ当選、札幌市営地下鉄東豊線(栄町駅-豊水すすきの駅間)開業、リクルート事件、JR東海がCMホームタウン・エクスプレスを展開、そんな年、Mecanoは、アルバム"Descanso Dominical"を発表、その中のからシングルカットされた"La Fuerza del Destino"のPVには、若き日のPenelope Cruzが出演している。

そして、昨年2012年、Miguel BoséとPenélope Cruzは"Decirnos Adiós"で共演している。


Sunday, April 21, 2013

【本】食べて、祈って、恋をして 女が直面するあらゆること探究の書

女性作家が離婚・失恋を経験して、旅に出る物語。行き先は、イタリア、インド、インドネシア、各国でのエピソードを36個ずつ、全体で108の話で構成されている。36というのは旅立ちのときの著者の年齢であり、108というのは数珠玉の数でもあると前書きにある。ご本人が意識してかどうか、行き先のItaly、India、Indonesiaが、いづれも"I"(私)で始まり、自分探しの旅に符合している。そんな旅行記が世界的なベストセラーになり、ジュリア・ロバーツ×ハビエル・バルテムで映画化もされ、御自身の代表作となったのは、青天の霹靂だったらしい。
アートに生きる人は厳しい 。売れたら売れたで、次はその作品をを超えることが期待され、精神的な重圧となる。そんなでアルコールや薬に溺れ、最悪には自死に至るケースもまれではない。彼女は、そのプレッシャーにどう向き合っているかが、TEDでの講演では語られている。

Saturday, April 20, 2013

【本】精霊たちの家

「百年の孤独」と並ぶラテンアメリカを代表するマジックリアリズムの傑作です。背景には1973年9月11日のチリのクーデターがあります。米国ニクソン大統領(キッシンジャー国務長官)政権の傀儡ピノチェトが武力で彼女の叔父サルバドール・アジェンデ大統領の民主的政権を簒奪した事件です。クーデター後一族として命の危険が生じた彼女は亡命することになり、祖国チリは軍政下「シカゴボーイズ」の草刈り場となった。降りかかった悲劇のカタルシスとして本作品を発表した。
愛と精霊の家 [DVD] 」として映画化もされている。メリル・ストリープなどが出演しており、観ておきたい一本だが、残念なことにアマゾンでは、再版がなく高値になっている。
ストーリーは三世代に渡り運命に翻弄される一族を女性中心に描いた物語で、かなりの長編。スピリチュアルな始まりからリアリズムの結末へ次第に濃厚な展開となるのは、彼女の記憶が反映されているのであろう。作品では、恨(ハン)ではなく、仏教的な達観に至っており、自らの昇華に成功したのであろうか、合衆国に暮らしている。他番組での彼女のインタビューで、合衆国には最高のものと最低のものが同居しているようなことを話している。下のTEDの講演で梯子の比喩を持ち出したのは、合衆国の揶揄と解釈するのは、裏読みのし過ぎか?

   

Friday, April 19, 2013

【本】アナタはなぜチェックリストを使わないのか?【ミスを最大限に減らしベストの決断力を持つ!】

著者アストゥール・ガワンデ先生が名前を連ねた研究が今年の1月17日号のNEJMに発表されました。この研究で使用されたチェックリストは、Project Checkのサイトで公開されています。研究の内容は、ポッドキャストの聴き取ったものと対訳を参照下さい。
 "Simulation-Based Trial of Surgical-Crisis Checklists",  by Alexander Arriaga from Harvard School of Public Health, Boston.
Operating-room crises such as cardiac arrest and massive hemorrhage are common events in hospitals but can be rare for individual clinicians. In this study, the authors designed checklists to guide care during operating-room crises and evaluated them in a simulated operating-room.
Failure to adhere to lifesaving processes of care was less common during simulations when checklists were available (6% of steps missed when checklists were available vs. 23% when they were unavailable). The results were similar in a multivariate model that accounted for clustering within teams, with adjustment for institution, scenario, and learning and fatigue effects (adjusted relative risk, 0.28). Every team performed better when the crisis checklists were available than when they were not. A total of 97% of the participants reported that if one of these crises occurred while they were undergoing an operation, they would want the checklist used.
In a high-fidelity simulation study, checklist use was associated with significant improvement in the management of operating-room crises. These findings suggest that checklists for use during operating-room crises have the potential to improve surgical care. 
心停止や大量出血など手術室で発生する急変は、病院では頻度の高い事象であるが、個々の医師にとっては稀である可能性がある。本研究で、著者らは手術室での急変中の手順のチェックリストを考案し、模擬手術室で評価した。
救命手順の遵守の失敗は、チェックリストが利用可能なシミュレーション中のほうが少なかった(行われなかったステップは、チェックリストが利用可能な場合は 6%であったのに対し,利用可能でない場合は 23%)。結果は、チーム内での層別を考慮した多変量モデルにおいて、施設、シナリオ、学習・疲労効果で補正後も同様であった(補正相対リスク 0.28)。いずれのチームも、急変チェックリストが利用可能な場合のほうが、利用可能でない場合よりも成績がよかった。参加者の 97%が,自分が手術中にこれらの急変が発生した場合、今回用いられたチェックリストが欲しいと報告した。
忠実性の高いシミュレーション研究において、チェックリストの使用は、手術室で発生する急変への対応を有意に改善する傾向があった。今回の結果は、手術室で急変が発生した際に使用するためのチェックリストは、外科的治療を向上させる可能性があることを示唆している。

Thursday, April 18, 2013

【本】最強の武器「統計学」

前に紹介したArthur Benjamin先生がTEDで統計学の重要性を訴えております。GoogleのHal R. Varianがデータ・サイエンティストを21世紀最もセクシーな職業と述べたことなどもあり、日本でも、テレビでビッグデータ関連の番組が組まれたり、「統計学が最強の学問である 」 とか、週刊ダイヤモンドの特集記事「最強の武器『統計学』」がスピンオフして出版されたりしています。
いづれも素人向けのものなので、端折った内容ではあるのですが、それでも専門家の目から見ると看過できない部分があるらしく、snowy_moonさんの「統計学は最強の学問ではない」とか、裏Rjpwikiでも数回に渡り「なぜ統計学が最強の学問なのか」という問題提起がなされている。
歴史を振り返ると、科学が天体や物質を扱う間はよかったが、ナショナリズムの確立とともに科学が人間を対象とすることを要請されると、データのばらつきが大きくなり統計学の進歩は必然的なものであった。例えば、アドルフ・ケトレーは、著書「人間とその能力の発展について-社会物理学の試み」Sur l'homme et le développement de se facultés, ou Essai de physique sociale(1835年)で、「平均人」(l'homme moyen:社会で正規分布の中心に位置し平均的測定値を示す)という概念を打ち出したが、近代統計学の父といわれる所以である。続く偉大な統計家により、相関や検定など種々の手法が開発されたが、決定的に欠けているのが因果関係を導き出すことである。その辺の可能性というか、不可能性については、林岳彦氏のブログ記事「因果関係がないのに相関関係があらわれる4つのケースをまとめてみたよ(質問テンプレート付き)」に詳しい。
個人的には、その辺の打開策こそ、ネットワーク理論だと考えている。おそらく、Hal R. Varian氏が敢えて統計学者でなく、"data scientist"の言葉を使ったのもその辺を含意してのことだと思う。


Wednesday, April 17, 2013

【本】新装版 なぜ選ぶたびに後悔するのか オプション過剰時代の賢い選択術

予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 増補版」 、「選択の科学 」に続く選択もの第3弾。原題は、"THE PARADOX OF CHOICE: Why More Is Less"、前2冊では、選択肢が多いと上手い選択が困難になることが示されましたが、その理由が心理学的な見地から掘り下げられています。
ここからは私見ですが、選択の責任を軽減するためには、3つの方法があります。
1つ目、決定権を他者や指針に委ねること、決定の外注です。リスク移転の考え方です。
2つ目は、決定の過程を記録しておくこと、それにより個人的な決定の癖を把握でき、修正可能となります。してしまった選択の結果は変えられませんが、先に行う選択の糧になると考えることで、少しは肩の荷がおります。相対的に、男性はリスク志向の判断をし、女性はリスク回避型の判断をすると言われています。交通事故や医療事故でその発生に寄与する因子は、性差と言われる根拠はその辺にあるのかもしれません。
3つ目、アルゴリズム化しておくこと。簡単なアルゴリズムでは、結婚相手を選ぶ方法論としてオペレーションズ・リサーチでの「秘書問題」が有名です。複雑なアルゴリズムでは、コンピュータを用いることになり、医療の分野では、コンピュータ支援診断の概念があります。判断を電子的なものに頼るというのは、何か中世ヨーロッパの人たちが頼りにした精霊の再発明という気もします。

Tuesday, April 16, 2013

【本】感染地図―歴史を変えた未知の病原体

舞台は、1854年のロンドン。この年は、日米和親条約が締結され、欧州ではナイチンゲールがクリミア戦争に赴いた年である。対外的には戦争を繰り返し、陸地の1/4の面積を支配し、世界人口の1/4を統治するに至るヴィクトリア朝大英帝国、その首都で人類史上最大の都ロンドンは見えない敵に震え上がっていた。コレラのパンデミーである。実は、同年末には、Filippo Pacini が、"Osservazioni microscopiche e deduzioni patalogiche sul cholera asiatico"という論文でコレラの患者の検体から菌を発見したことを発表している。しかし、コレラの原因として、瘴気説、コンタギオン説、細菌説、環境説、複合要因説、甲論乙駁があり、埋もれてしまった。そんな時代背景のなか、大都市開発と疫学の黎明が交差する物語。たった1枚の地図が未曽有の大都市の維持を可能たらしめたのです。表紙の背景に薄くあしらわれているのが、その地図。麻酔科開業医ジョン・スノウと牧師ヘンリー・ホワイトヘッドが共同作業で、ソーホー地区ブロードストリートのコレラ死亡者を可視化した地図で、原因が同定される前に対策が可能となったのです。

その経過をニューヨーク・タイムズなどで筆を揮うエッセイスト、スティーヴン・ジョンソンが活き活きと描き出したのが、本書。このように科学者と一般市民の間を埋めてくれるような著作家が多くいる社会に羨望を感じながら、頁を繰った次第。

後知恵にはなりますが、1900年に発表されたカール・ピアソンのカイ二乗検定がこの時代にあったなら、下記データからSouthwark and Vauxhall Companyの営業停止ということが可能だったのでしょう。

配水会社人口
1851年
コレラによる死者数
1854年7/8-8/26
Southwark and Vauxhall Company
167,654
738
Lambeth Water Company
19,133
4

しかし、実際には水の汲み上げポンプを止めただけで効果をあげ、当局の説得に成功しました。後日談を原書から抜粋してみます。
On Broad Street itself, only one business has remained constant over the century and half that separates us from those terrible days in September 1854. You can still buy a pint of beer at the pub on the corner of Cambridge Street, not fifteen steps from the site of the pump that once nearly destroyed the neighbourhood. Only the name of the pub is changed. It is now called The John Snow.
ロンドンへ行かれる方は、本書を読んで、パブ"The John Snow"で一杯やると、ちょっとしたタイムトラベルが可能かも。

Monday, April 15, 2013

【本】暗算の達人

著者アーサー・ベンジャミンのTEDでの講演は、22x47という二桁の掛け算で始まります。
この筆算を英語でするとどのようになるでしょう。ポイントは、繰り上がりの表現に"carry"を使うこと。ちなみに引き算の繰り下がりでは、"borrow"を使います。
Given that you want to multiply 22 and 47, set them up by arranging the two numbers in columns. 
Firstly, 2 times 7 is 14, so write the 4 in the appropriate column and carry the 1. 
Secondly, 2 times 7 is 14. Remember to add on the 1 that is carried from the last stage. This makes 15, which should be written. 
Thirdly, multiply 22 times 40. This makes 880. Again, put the 880 on the line. 
Finally, begin adding up. You just need to add together 154 and 880.
It should be 1,034.
しかし、自然言語は左から右に数を表現するのに、筆算は右から。これを暗算するのは厳しいですね。次のように、2数を和差の形にして、FOIL(First, Outer, Inner and Last)の順で可及的に左から計算するほうが楽です。
22x47
=(20+2)x(50-3)
=1000-60+100-6
=1,034
さらに、操作的になりがちな筆算よりも、間違えても大きな間違いになるリスクが回避できます。
アーサーベンジャミンさんからは脱線しますが、上の桁から計算の実践と比較言語学の背景をもとにした理論については、こちらの文献「算数教育と世界歴史言語学」が参考になります。ズームイン、ズームアウトの文化の違いは、視点を主体に置くか主体を超えた共同体に置くかの差のような気もします。主体に重きがあればその認識が先験的ですし、共同体の視点からは対象の存在が先になります。論者も指摘しているように発達心理学的観点からは、自己/非自己が曖昧な状態からそれが区別できるように発達するので、共同体と自己を区別しないSOV型言語は発達途上なのかもしれません。

Sunday, April 14, 2013

【本】イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ

イノベーションのジレンマ 増補改訂版 (Harvard business school press) 」の著者クレイ・クリステンセンの本です。原題は、"How will you measure your life?"で、講座の最終日に行う講義が下敷きになっている。論点は、下の3点。

  1. どうすれば幸せで成功するキャリアを歩めるだろう? 
  2. どうすれば伴侶や家族、親族、親しい友人たちとの関係を、ゆるぎない幸せのよりどころにできるだろう? 
  3. どうすれば誠実な人生を送り、罪人にならずにいられるだろう? 

3番目は突飛なテーマにも思える。稀なケースではあるが、卒業生の中から犯罪者が出ることもあることから採用しているらしい。それに対する答えは、
Justification for infidelity and dishonesty in all their manifestations lies in the marginal cost economics of “just this once.”
背信と不誠実を正当化する根拠は、すべてこの“一度だけ”という限界費用経済学に起因しています。
と言うものだ。

Saturday, April 13, 2013

【本】選択の科学

NHKの白熱コロンビア教室でも話題になり、Thinkers50の2011年経営思想家ベスト50に選ばれたシーナ・アイエンガー(Sheena Iyengar)教授の著作です。要は、我々の人生は選択に満ちているが、それは難しく、特に選択肢が増えるとさらに困難になるということを、豊富な事例をもとに説明しています。ダン・アリエリの同様の主張をしているわけですが、救いは、選択するスキルの向上の方法があるとしていることです。その解決策は選択ノートをつけて、日常の選択を記録し、振り返りをすることを提案しています。別冊として「選択日記 The Choice Diary」までも販売されています。果たして、この別冊を購入することは、合理的な選択でしょうか?

Friday, April 12, 2013

【本】予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 増補版

経済学のテキストを読んで、経済人(homo economicus)という合理的人間を仮定してモデルを作ることに納得がいかない思いをしたことのある人は多いであろう。行動経済学は、そのような思いに対する突破口の1つである。カーネマンとトベルスキーは、人は不確実性下では必ずしも合理的な判断をするわけではないことを定式化したプロスペクト理論でノーベル賞を受賞し、行動経済学という分野を有名にした。それほど日本では話題にならなかったが、右掲書の著者Dan Arielyも、米国医師会雑誌(JAMA)に発表した「プラセボは高価なほど効果的」という研究Ig Nobel賞を受賞している。同様のエピソードの集大成が本書。 英語のリスニングが出来れば、本書の内容は、ご本人のブログから無料のvideocastの形で視聴することが出来ます。でも、少々時間がかかるので、まずは下のTEDでの講演からどうぞ。

Thursday, April 11, 2013

【本】成功と幸せのための4つのエネルギー管理術

共著者のTony Schwartz氏のメッセージを2行で要約すると、下のようになろうか。
Life is a series of sprints, not a marathon.
Manage your energy, not your time.
特に2行目は、Harvard Business Reviewに発表した論文のタイトルともなっている。タイムを気にして走り続けるのではなく、エネルギー残量を意識して、使うべき時と補充するべき時を峻別しましょうということだ。そしてエネルギーには下の4つのものがあるとのこと。
  1. 身体エネルギー(Physical Energy: Fueling the Fire):体調はどうか?
  2. 情動エネルギー(Emotional Energy: Transforming Threat into Challenge):ゆとりある暮らしができているか?
  3. 頭脳エネルギー(Mental Energy: Appropriate Focus and Realistic Optimism):段取りの手際よさはどうか?
  4. 精神エネルギー(Spiritual Energy: He Who Has a Why to Live):生き甲斐に即しているか?
日本人には、分かりづらい"Spiritual"の意味が少し分かったような気になったのも、収穫の一つです。

TEDxMidwestでのTony Schwartz氏の講演をYouTubeで視聴することが出来ます。

Wednesday, April 10, 2013

【本】Simple Heuristics that Make Us Smart

Gerd Gigerenzer教授は、日本でももっと知られていい心理学者だ。限定合理性や不確実性下での決断に関する認知心理学の研究をされており、「第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい (翻訳) 」 にネタを提供し、あの「ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質 」にも多くの論文が引用されている。特に、医療畑をフィールドとしており、診断学を語るためには、「ファスト&スロー (上): あなたの意思はどのように決まるか? 」のカーネマン先生と並んで外せないお一人である。特に、右掲本は示唆に富む。要旨だけを把握するためなら、教授の本拠地マックスプランク研究所のサイトに要約が公開されている。

下の動画は、スウェーデンの人口十万に満たない小都市ノーショーピングのTEDでの講演の御様子。ちょっと訛りの強い英語故、日本人にはかえって解りやすいです。



Friday, April 5, 2013

H7N9の読み方

ちょっと気になったもんで、メモ。

  • 中国語:埃去七恩九(āi qù qī ēn jiŭ)
  • 韓国語:에이치 칠 엔 구(eichi chil en gu)

Thursday, April 4, 2013

スペイン語と中国語の母音体系の比較

単母音
 西: a, e, i, o, u…5つ
 中: a, o, e, yi, wu, yu…6つ

二重母音

 西:
  強+弱型: ai, au, ei, eu, oi, (ou はまれ)…6つ
  弱+強型: ia, ie, io, ua, ue, uo…6つ
  弱+弱型: iu, ui
 中:
  強+弱型: ai, ei, ao, ou…4つ
  弱+強型: ya, ye, wa, wo, yue…5つ
  弱+弱型: なし

三重母音

 西: iai, iei, uai, uei…4つ
 中: yao, you, wai, wei…4つ