Friday, May 24, 2013

【本】捨てる英語、拾う英語

英語の学習法の本だが、人生論としても読める。"The best is the enemy of the good."(Wikipediaでは、"Perfect is the enemy of good")という言葉が紹介されている。龍安寺の茶室蔵六庵の露地にある知足の蹲踞(つくばい)に刻まれた禅語「吾唯知足」、卑近な例を挙げれば、投資の世界の格言にある「頭と尻尾は猫にくれてやれ。」さらには、ビジネスの世界の「集中と選択」(Concentration in Core Competence)という言葉と同じような意味なのでしょう。
もともと、百科全書派の思想家ヴォルテールが、『哲学辞典』の「演劇」(Art dramatique)の項目の末尾にイタリア語で"Il meglio è l'inimico del bene"と書いたのが最初のようです。よほど気に入っていたのか、後に、Conte Moral "La Bégueule"の冒頭を、下のように始めています。
Dans ses écrits, un sage Italien あるイタリアの賢人が著書の中で
Dit que le mieux est l’ennemi du bien ; 言ってるのは、最善は善の敵ということ;
英語の本の紹介でフランス語の引用となってしまったが、 これぞ、まさにノルマン・コンクエストってことでご勘弁。母国語で書いていてもこの有様、尚更、完璧な外国語を身につけるということは無理なのだ。であれば、有限の時間や才能は本当に必要なことに振り向けましょうということが本書の趣旨なのでした。極論すると、人生においてもっと大切な物があれば、英語を勉強しないという選択肢もある。英語が話せなくたって、ノーベル賞やパルムドールの受賞は可能ですからね。

Thursday, May 23, 2013

KALQ配列登場

初めてキーボードに触れたのは、カシオのポケコンだったか、Olivettiの英文タイプライターだったか、判然としない。そんなに昔からの付き合いなのに、プログラミングや英語以前に、タッチタイピングが身に付いていない私。QWERTY配列がタイプライターのアームがかち合わないように、わざと打ちにくい配列がなされたという噂を慰めとしていたが、どうやらこれは全くの都市伝説らしい。右の本に経緯は詳しいが、どうしてQWERTYになったのかのまでは不明である。

その辺を解明した著者の論文も公開されていた。タッチタイピング同様に苦手な英語なので、「子供の科学」のQ&Aの記事がわかりやすい。要するに、モールス信号の受信の際、"Z"か"SE"かの区別が微妙だっだから、これらのキーを近づけたということらしい。

時代も進み、PCよりタブレットのほうが売れるようになってきた。タブレットでの入力に最適化したKALQ配列というものが登場した。今のところ、Androidのみの対応とのことで、インストールはこちら。早速、タブレットを持っていない私は、スマホにインストールしてみたが、キーが小さく、スマホでは使えたシロモノではない。All thumbsな私にとって、そろそろタブレットも買いどきか。